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義県万仏堂 ぎけんばんぶつどう

大辞林 第三版の解説

ぎけんばんぶつどう【義県万仏堂】

中国遼寧省義県の西郊にある北魏ほくぎ時代の仏教石窟せつくつ群。東西の二群に分かれる。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

義県万仏堂
ぎけんばんぶつどう

中国、遼寧(りょうねい/リヤオニン)省の義県県城から北西に9キロメートルの凌河(りょうが)北岸にある仏教石窟(せっくつ)。北魏(ほくぎ)時代に開削された。現在では西区の6窟、東区の7窟および若干の小龕(しょうがん)からなっている。西区には北魏の太和23年(499)4月8日営州刺史(えいしゅうしし)元景(げんけい)造窟記(元景は北魏第2代明元(めいげん)皇帝の曽孫(そうそん))、東区には景明3年(502)5月9日尉喩契丹使(いゆきったんし)韓貞(かんてい)造像記が残っている。二つの貴重な銘文によって、万仏堂が、当地に赴任してきた王族や官僚の発願によって5世紀末から造営されたことがわかる。仏像の多くは風化して後世の補修の跡が甚だしいが、わずかに残る交脚菩薩(ぼさつ)像の浮彫りなどに雲崗(うんこう)様式に通じる北魏仏のおもかげをしのぶことができる。[佐藤智水]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について | 情報 凡例

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