中国、遼寧(りょうねい/リヤオニン)省の義県県城から北西に9キロメートルの凌河(りょうが)北岸にある仏教石窟(せっくつ)。北魏(ほくぎ)時代に開削された。現在では西区の6窟、東区の7窟および若干の小龕(しょうがん)からなっている。西区には北魏の太和23年(499)4月8日営州刺史(えいしゅうしし)元景(げんけい)造窟記(元景は北魏第2代明元(めいげん)皇帝の曽孫(そうそん))、東区には景明3年(502)5月9日尉喩契丹使(いゆきったんし)韓貞(かんてい)造像記が残っている。二つの貴重な銘文によって、万仏堂が、当地に赴任してきた王族や官僚の発願によって5世紀末から造営されたことがわかる。仏像の多くは風化して後世の補修の跡が甚だしいが、わずかに残る交脚菩薩(ぼさつ)像の浮彫りなどに雲崗(うんこう)様式に通じる北魏仏のおもかげをしのぶことができる。
[佐藤智水]
《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...
12/17 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
11/21 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
10/29 小学館の図鑑NEO[新版]動物を追加
10/22 デジタル大辞泉を更新
10/22 デジタル大辞泉プラスを更新