羽咋神社(読み)はくいじんじゃ

精選版 日本国語大辞典 「羽咋神社」の意味・読み・例文・類語

はくい‐じんじゃはくひ‥【羽咋神社】

  1. 石川県羽咋川原町にある神社。旧県社。祭神は石撞別命(いわつくわけのみこと)ほか三柱。石撞別命は垂仁天皇皇子で、羽咋国造の祖神と伝えられる。

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日本歴史地名大系 「羽咋神社」の解説

羽咋神社
はくいじんじや

[現在地名]羽咋市川原町

羽咋市街の南部に鎮座。祭神は石撞別命、相殿に石城別命などを祀る。旧県社。「延喜式」神名帳の「羽咋ハクヒノ神社」に比定される。石撞別命は垂仁天皇皇子で(新撰姓氏録)、子孫が羽咋君として古代当地一帯を支配し、氏祖を氏神として創始したものとされ(羽咋市史)往古邑智おうち庄四八ヵ村の惣社であったともいう(能登志徴)社殿後背に石撞別命の墓と伝える前方後円墳の大塚おおづか古墳があり、その周辺に分布する大谷おおたにひめ稲荷いなり痛子いたこつるぎ水犬みずいぬの六ヵ塚を加え羽咋七塚と称する。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

デジタル大辞泉プラス 「羽咋神社」の解説

羽咋神社

石川県羽咋市にある神社。祭神は石衝別命(いわつくわけのみこと)、石城別命(いわきわけのみこと)。神木ケヤキは樹齢約650年とされ、市の天然記念物に指定されている。

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世界大百科事典(旧版)内の羽咋神社の言及

【羽咋[市]】より

…日本海に臨む砂丘に発達する市街地一帯には,吹場(すば)遺跡など弥生時代の集落遺跡や柴垣古墳群などが点在している。また能登国一宮の気多(けた)神社や羽咋国造(くにのみやつこ)の祖神をまつる羽咋神社が鎮座するなど,古くから能登地方の文化の中心地であった。中世には北陸地方における各派仏教が布教の拠点とし,また江戸時代には能登外浦街道と内浦街道の分岐する宿場町としても栄えた。…

※「羽咋神社」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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