聖天院(読み)しようでんいん

日本歴史地名大系 「聖天院」の解説

聖天院
しようでんいん

[現在地名]日高市新堀

高麗(こま)川左岸の丘陵地にある。高麗山勝楽(しようらく)寺と称し、真言宗智山派。本尊は不動明王。かつての本尊は金銀の双身の聖天尊(歓喜天)で、高麗王若光が高麗国から持参したと伝える。創建の年代は不詳。寺伝によれば、高麗郡建郡の際武蔵国に来住した高麗人の首長高麗王若光の没後、若光に従っていた僧勝楽はその冥福を祈るため、若光の念持仏を安置して伽藍を建立しようとした。だが果せないまま没し、そののち弟子聖雲(若光第三子)らが一寺を建立して勝楽寺と称したという。当寺蔵の梵鐘(国指定重要文化財)の銘には文応二年(一二六一)三月日の紀年と「武州高麗勝楽寺」とあり、旧称が勝楽寺であったことを裏付ける。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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