コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

肺挫傷 はいざしょう Lung Contusion

1件 の用語解説(肺挫傷の意味・用語解説を検索)

家庭医学館の解説

はいざしょう【肺挫傷 Lung Contusion】

[どんな病気か]
 胸を強く圧迫されたりして肺がつぶれ、肺の中に出血、血腫(けっしゅ)(血液のかたまり)、液体がたまった状態です。
 肋骨骨折(ろっこつこっせつ)(「肋骨骨折」)、血胸(けっきょう)・気胸(ききょう)(「血胸/気胸/血気胸」)、周囲の臓器の損傷を合併していることが多いものです。
 血(けっ)たんと胸痛がおもな症状です。
[検査と診断]
 胸部X線検査を行なうと、粒状やまだら状の陰影が写るので診断がつきます。
 胸部CTを行なうと、より詳しい状態がわかります。
 胸痛などのために出入りする空気の量が低下し、血液検査炭酸ガスが血液中にたまる高炭酸(こうたんさん)ガス血症(けっしょう)がみられることもあります。
 血液中の酸素濃度が薄くなる低酸素血症(ていさんそけっしょう)がみられるときは重症です。
[治療]
 臓器に損傷がなく、バイタルサイン(血圧、脈拍、呼吸など(コラムバイタルサインとは」))に異常がなければ、止血剤を使用し、たんの排出をうながします。
 肺からもれる空気や血液の量が多い場合、または空気や血液のもれがいつまでも続くといった場合は、開胸して、肺の傷を縫合(ほうごう)する手術にふみきります。
 低酸素血症やフレイルチェスト(「フレイルチェスト(動揺胸郭/FC)」)を合併するときは、酸素吸入を行ないますが、人工呼吸が必要になることもあります。

出典|小学館
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。この事典によって自己判断、自己治療をすることはお止めください。あくまで症状と病気の関係についてのおおよその知識を得るためのものとお考えください。

肺挫傷の関連キーワード圧迫意を強くする頭血腫何心地不死身プリマドンナ胸を打つ病は気からコーンスタム現象テーヴァン法則

今日のキーワード

大寒

二十四節気の一つ。元来,太陰太陽暦の 12月中 (12月後半) のことで,太陽の黄経が 300°に達した日 (太陽暦の1月 20日か 21日) から立春 (2月4日か5日) の前日までの約 15日間で...

続きを読む

コトバンク for iPhone

肺挫傷の関連情報