口または鼻から胃に挿入し,胃洗浄,胃液採取,減圧あるいはチューブ栄養のために用いられる細い管。エワルド・チューブEwald tube,レビン・チューブLewin tube,サンプ・チューブsump tubeの3種がある。エワルド・チューブは,長さ75cm,直径6~8mm,赤ゴム製の中等度の硬さをもつ円管で,飲みこんだ毒物や凝血を洗浄するために用いられる。太いので口から挿入する。レビン・チューブは,胃切除後あるいはイレウスのときなどに胃内容を吸引排除するために用いる,細い単腔のもので,食道や咽頭の粘膜の刺激を少なくするために,最近ではプラスチック製のものが多い。これに対しサンプ・チューブは複腔のもので,一方は胃内容の排除用通路となり,他腔は外界からの空気の流通腔となる。このため両腔の圧差で持続的な吸引が可能である。レビン・チューブと同様の目的で用いられる。
執筆者:北島 政樹
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...
12/17 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
11/21 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
10/29 小学館の図鑑NEO[新版]動物を追加
10/22 デジタル大辞泉を更新
10/22 デジタル大辞泉プラスを更新