胡麻塩(読み)ごましお

精選版 日本国語大辞典 「胡麻塩」の意味・読み・例文・類語

ごま‐しお ‥しほ【胡麻塩】

〘名〙 (「ごまじお」とも)
ゴマ種子を炒(い)って、焼塩とまぜたもの。こわめしなどにふりかける。
石山本願寺日記‐私心記・天文五年(1536)三月三日「御祝赤飯、土器に入、さきにごましほあり」
② 黒と白のまじったもの。特に、頭髪ひげなど、黒毛白毛のいりまじったものをいう。
※雑俳・柳多留‐二四(1791)「ごましほの毛受へたまる口惜しさ」
③ (①の包紙に形が似ているところから) 死者の額につける三角角帽子(つのぼうし)をいう。
※雑俳・軽口頓作(1709)「わるいもの・ごまじほあてて役するの」

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デジタル大辞泉 「胡麻塩」の意味・読み・例文・類語

ごま‐しお〔‐しほ〕【×胡麻塩】

炒った黒ゴマと焼き塩をまぜたもの。
黒いものと白いもののまじったもの。
[類語]食塩食卓塩粗塩焼き塩

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