デジタル大辞泉 「胸突き八丁」の意味・読み・例文・類語 むなつき‐はっちょう〔‐ハツチヤウ〕【胸突き八丁】 1 富士登山で頂上までの8丁(約872メートル)のけわしい道。転じて、急斜面の長い坂道。2 物事を成し遂げる過程で、いちばん苦しい正念場。「交渉は胸突き八丁にさしかかる」[類語]坂・坂道・山坂・急坂・女坂・男坂・上り坂・下り坂・爪先上がり・スロープ 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「胸突き八丁」の意味・読み・例文・類語 むなつき‐はっちょう‥ハッチャウ【胸突八丁】 〘 名詞 〙 富士登山で頂上まで八丁(約八七二メートル)のけわしい道。一般の山にもいわれるようになり、さらに転じて、物事の一番苦しい時、正念場をたとえていう。[初出の実例]「烏帽子岳は海抜約二千尺、途に胸突八丁と称する嶮坂あり」(出典:万朝報‐明治三七年(1904)二月四日) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例