腰骨(読み)コシボネ

デジタル大辞泉 「腰骨」の意味・読み・例文・類語

こし‐ぼね【腰骨】

腰の骨。
忍耐強く、やりとおす気力。こしっぽね。「腰骨の強い人」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「腰骨」の意味・読み・例文・類語

こし‐ぼね【腰骨】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 腰のあたりの骨。腰の骨。〔二十巻本和名抄(934頃)〕
    1. [初出の実例]「大かたどこぞへおっこちて、腰骨(コシボネ)がなぶんぬいて、わづらってでもゐるだんべいと」(出典滑稽本東海道中膝栗毛(1802‐09)二)
  3. がまん強く頑張り通す気根。忍耐する気力。耐えて押し通す意気
    1. [初出の実例]「かく女郎にいはれて、腰(コシ)ぼねの折れぬ男は一人もなし」(出典:浮世草子傾城禁短気(1711)五)

こしっ‐ぽね【腰骨】

  1. 〘 名詞 〙 「こしぼね(腰骨)」の変化した語。〔東京語辞典(1917)〕
    1. [初出の実例]「可哀さうに、落ちて来た材木で腰(コシ)っ骨(ポネ)でもやられたんだらう」(出典:火事とポチ(1922)〈有島武郎〉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

2022年度から実施されている高校の現行学習指導要領で必修となった科目。実社会や実生活で必要となる国語力の育成を狙いとし、「話す・聞く」「書く」「読む」の3領域で思考力や表現力を育てる。教科書作りの...

現代の国語の用語解説を読む