腹に据えかねる(読み)ハラニスエカネル

デジタル大辞泉 「腹に据えかねる」の意味・読み・例文・類語

はらえか・ねる

怒りを心中におさめておくことができなくなる。がまんができない。「あの発言はどうにも―・ねる」
[補説]文化庁が発表した平成17年度「国語に関する世論調査」では、本来の言い方とされる「に据えかねる」を使う人が74.4パーセント、本来の言い方ではない「きもに据えかねる」を使う人が18.2パーセントという結果が出ている。
[類語]切れる堪忍袋の緒が切れる腹の虫が治まらない

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「腹に据えかねる」の意味・読み・例文・類語

はら【腹】 に 据(す)えかねる

  1. 怒りをおさえることができない。がまんができない。
    1. [初出の実例]「上人腹にすゑかねて、手棒を振上かかり給へば」(出典:虎寛本狂言・若市(室町末‐近世初))
    2. 「人を見括(みくび)った一言ばかりは、如何にしても腹に据ゑかねる」(出典浮雲(1887‐89)〈二葉亭四迷〉一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

《「晋書」杜預伝から》竹が最初の一節を割るとあとは一気に割れるように、勢いが激しくてとどめがたいこと。「破竹の勢いで連戦連勝する」[類語]強い・強力・強大・無敵・最強・力強い・勝負強い・屈強・強豪・強...

破竹の勢いの用語解説を読む