膨ら雀(読み)フクラスズメ

デジタル大辞泉 「膨ら雀」の意味・読み・例文・類語

ふくら‐すずめ【膨ら×雀/×脹ら×雀/福×雀】

まるまると太った雀。また、寒さに全身の羽毛をふくらませている雀。 冬》
紋所・文様の名。羽をのばした1の姿を図案化したもの。
女性の髪の結い方の一。2の形に似せて中央を締め、左右まげを作るもの。江戸末期以降、10代の少女が結った。
若い女性の帯の結び方の一。袋帯両側に角を出し、お太鼓に似せて結んだもの。二枚扇。
(「脹天蛾」とも書く)ヤガ科のガ。体は太く暗茶褐色で、前翅まえばねには波状の紋、後ろ翅には黒色青色の帯がある。成虫で冬を越し、暖かい日に飛び出す。幼虫芋虫で、食草はイラクサなど。
[類語](1群雀/(4貝の口文庫結びやの字結びお太鼓結び

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android