臣僕(読み)シンボク

デジタル大辞泉 「臣僕」の意味・読み・例文・類語

しん‐ぼく【臣僕】

家来しもべ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「臣僕」の意味・読み・例文・類語

しん‐ぼく【臣僕】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 古代中国で、肉刑に相当しない罪人で、奴隷として使われた者。〔書経‐微子〕
  3. 人に使われている者。けらい。しもべ。
    1. [初出の実例]「わひしけにやつれたる姿したるをは、しんほくとしてと云ふは何なる義そ。しんほくとは臣僕(シンホク)歟」(出典塵袋(1264‐88頃)五)
    2. 「やうやく年をかさねば、弟を愛し、臣僕をあはれみ」(出典:和俗童子訓(1710)三)
    3. [その他の文献]〔管子‐小匡〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「臣僕」の読み・字形・画数・意味

【臣僕】しんぼく

けらい。奴隷的な服従者。〔詩、小雅正月〕民の辜(つみ)無きも (あは)せて其れ臣僕とす

字通「臣」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android