自己株式の取得と保有

株式公開用語辞典 「自己株式の取得と保有」の解説

自己株式の取得と保有

2001年10月1日に施行された商法改正によって、自己株式取得と保有に関する規制の見直しが行われた。これは、持ち合い株式の解消売り等、大量の株式売却の受け皿とすることで、株価の一時的な変動を小さくし市場安定を図ることができるものと期待されている。自己株式の取得とは、株式会社が発行している株式を、その会社自身が取得することをいうが、商法の改正によって、期間や数量の制限なく自己株式を保有することが可能となった。 よって株式消却ストックオプション等に限定されていた自己株式の取得規制が撤廃された。これにより発行会社は、経営・財務戦略の自由度を高めることができるようになった。

出典 株式公開支援専門会社(株)イーコンサルタント株式公開用語辞典について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android