自性院(読み)じしよういん

日本歴史地名大系 「自性院」の解説

自性院
じしよういん

[現在地名]大治町砂子 千手堂

北野山自性院成願じようがん寺と号し、真言宗。本尊薬師如来。富田庄絵図(円覚寺蔵)に成願寺の名がみえる。縁起によれば、大宝二年(七〇二)行基の開基で文武天皇の勅願寺として村の西南の地にあった。往時は自性院のほか三ヵ寺があったが、永祚元年(九八九)の大風で堂塔が倒壊。正暦三年(九九二)勅命により再建されたが、その後荒廃した。建久五年(一一九四)北条時政が上洛の時、当寺に逗留、祈願し堂舎を造営して寺領を寄進したという。


自性院
じしよういん

[現在地名]岩井市馬立

わし神社南方の台地所在。寿亀山と号し真言宗智山派。本尊不動明王。修行道場であったと伝える。「下総旧事考」に「在馬立村、創建不詳、僧安智所開也、弘治中所建云、隷京師東寺、寺領三石」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

《「晋書」杜預伝から》竹が最初の一節を割るとあとは一気に割れるように、勢いが激しくてとどめがたいこと。「破竹の勢いで連戦連勝する」[類語]強い・強力・強大・無敵・最強・力強い・勝負強い・屈強・強豪・強...

破竹の勢いの用語解説を読む