最新 地学事典 「自然電位」の解説
しぜんでんい
自然電位
self-potential
電気化学的あるいは動電気化学的プロセスなどによって大地内に分極状態が出現し,これによって自然的に生じる電位の総称。電気化学的電位(electrochemical potential)には,拡散電位や膜電位が含まれる。前者は液体中のイオンの拡散によって生じる電位,後者は膜を挟んで2種類の液相があるときに起こるイオンの移動によって生じる電位。動電気化学的電位(electrokinetic potential)は界面動電位とも呼ばれ,固相と液相との界面に存在する電気二重相に起因する。地下水や熱水の流動に伴って生じる電位を特に流動電位(streaming potential)と呼ぶ。
執筆者:本蔵 義守
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

