デジタル大辞泉 「自訴」の意味・読み・例文・類語 じ‐そ【自訴】 [名](スル)1 罪を犯した者が自分から名のり出ること。自首。「―すれば八十日の禁錮きんこですっかり罪は滅びてしまう」〈福沢・福翁自伝〉2 みずから訴え出ること。また、その訴訟。「われ―の事あるにより在京仕り候」〈謡・砧〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「自訴」の意味・読み・例文・類語 じ‐そ【自訴】 〘 名詞 〙① みずから訴え出ること。じかに訴えること。また、その訴訟。〔吾妻鏡‐文治三年(1187)一二月一八日〕[初出の実例]「われ自訴のことあるにより在京仕り候」(出典:謡曲・砧(1430頃))[その他の文献]〔後漢書‐和熹鄧皇后紀〕② 罪を犯したものが自分から名のり出ること。自首。[初出の実例]「吟味中自訴いたし候類者、自訴には不相立」(出典:徳川禁令考‐後集・第三・巻二四・寛政九年(1797)五月六日)「自訴(ジソ)すれば八十日の禁錮ですっかり罪は滅びて仕舞ふと云ふことが分った」(出典:福翁自伝(1899)〈福沢諭吉〉雑記) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例