至孝(読み)シイコウ

精選版 日本国語大辞典 「至孝」の意味・読み・例文・類語

し‐こう‥カウ【至孝】

  1. 〘 名詞 〙 この上もない孝行。最高の孝行。
    1. [初出の実例]「若使恤刑之義、験純情而存哀、討議獄之規至孝而軽上レ罸」(出典経国集(827)二〇・大神虫麻呂対策文)
    2. 「子として奉公は至孝のつとめ也」(出典:貞享版沙石集(1283)三)
    3. [その他の文献]〔礼記‐祭義〕

しい‐こう‥カウ【至孝】

  1. 〘 名詞 〙 「しこう(至孝)」の慣用読み。
    1. [初出の実例]「宗運といふもの、老たる父につかへ至孝(シイカウ)なる事、宛(あたか)も黄香徳崇にもをとるまじきなど人々申ければ」(出典:信長記(1622)一二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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