良敏(読み)りょうびん

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「良敏」の解説

良敏(1) りょうびん

?-? 鎌倉時代の僧。
真言宗尾張(おわり)(愛知県)熱田大宮司の子。美濃(みの)(岐阜県)の照寂に天台を,京都観勝寺の良胤(りょういん)に密教を,東大寺円照戒律をまなぶ。建長年間(1249-56)性海(しょうかい)寺を中興して尾張に密教をはじめてひろめたという。字(あざな)は寂忍

良敏 ろうびん

?-738 奈良時代の僧。
法相(ほっそう)宗。興福寺義淵(ぎいん)にまなんだ高弟7名のひとり天平(てんぴょう)元年少僧都(そうず),9年大僧都となった。天平10年死去。

良敏(2) りょうびん

?-? 室町時代画家
周文筆法をまなぶ。のち南宋(なんそう)(中国)の牧谿(もっけい)風の水墨画にひかれ,人物花鳥画を得意とした。号は金渓道人

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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