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良賤法 りょうせんほう

世界大百科事典 第2版の解説

りょうせんほう【良賤法】

日本の古代に,良民賤民の婚姻や生まれた子の帰属を定めた法。645年(大化1)の男女の法は,良民が奴婢(ぬひ)との間になした子は奴婢につけ,所有者の異なる奴婢の間の子は母である婢につけると定めた。この原則は律令にも引き継がれて,戸令・戸婚律で,良民と賤民の通婚禁止,賤民は同じ種類の賤民とだけしか婚姻できないとする当色婚が定められた。ただし,良民が相手を賤民と知らずに結婚した場合の子は良民とされ,家人・奴が所有者やその親族のうちの女性と結婚以外の場合につくった子は官有賤民とされた。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報