艷気(読み)つやけ

精選版 日本国語大辞典 「艷気」の意味・読み・例文・類語

つや‐け【艷気】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 光沢のある様子つや加減
    1. [初出の実例]「艷気(ツヤケ)のない、俊邁な其老眼は」(出典小公子(1890‐92)〈若松賤子訳〉一〇)
  3. 色っぽい雰囲気。女性しぐさ魅力がかもしだす気配
    1. [初出の実例]「愈々婦女を忌み避け、あだめかしく艷気(ツヤケ)あることを馬の沓の破壊たるもののやうに」(出典:いさなとり(1891)〈幸田露伴九五)

えん‐げ【艷気】

  1. 〘 形容動詞ナリ活用 〙 ( 「げ」は接尾語 ) 風流めいたさま。色っぽい様子。
    1. [初出の実例]「今やうの若人たちのやうに、えんげにも、もてなさで」(出典:源氏物語(1001‐14頃)椎本)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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