芝田村(読み)しばたむら

日本歴史地名大系 「芝田村」の解説

芝田村
しばたむら

[現在地名]四日市市芝田一―二丁目・中川原なかがわら一―二丁目・鵜の森うのもり二丁目・伊倉いぐら一丁目・久保田くぼた一―二丁目

久保田村の南にあり、西は東中河原ひがしなかがわら村、柴田とも記す。柴田の地名は「和名抄」に柴田郷とでる。「神鳳鈔」には「柴田郷司職田」のほか柴田郷の神宮領として「柴田郷弘永名一丁五反 同郷用永名一丁 同郷千富名六丁」がで、中世では「野田御薗七反」があった(→野田御園。天正一一年(一五八三)の内宮神領本水帳写には「壱石 長官 志者しばた」とある。江戸時代初めは幕府領。慶安郷帳(明大刑博蔵)によれば、田方二五〇・七二六石に対し、畑方は二八・七七八石と著しく少ない。享保一一年(一七二六)以降上総一宮藩領。


芝田村
こげたむら

[現在地名]新宮町芝田

新宮村の西に位置し、揖保川の支流栗栖くりす川の中・下流域に立地する。揖西いつさい郡に属した。慶長国絵図に村名がみえる。初め姫路藩領であったが、元和三年(一六一七)龍野藩領となる(正保郷帳など)。明暦四年(一六五八)幕府領、寛文一二年(一六七二)再び龍野藩領となり幕末まで続いた(「寛政重修諸家譜」、貞享元年「脇坂淡路守領知目録」脇坂家文書など)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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