花御所柿(読み)はなごしょかき

事典 日本の地域ブランド・名産品 「花御所柿」の解説

花御所柿[果樹類]
はなごしょかき

中国地方鳥取県の地域ブランド。
鳥取県東部の因幡地方でのみ栽培される非常に珍しい甘柿。約200年前に八頭郡八頭町花地区の野田五郎助が大和国(現・奈良県)の御所柿渋柿に接木したのが始まりといわれている。そのため当時は五郎助柿と呼ばれていたが、のちに地名をとって花御所柿と名づけられた。糖度が20度以上で甘く、ほんのりと渋みが口に残る。収穫期が他の品種に比べて遅いため、進物用として販売されることが多い。

出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報

デジタル大辞泉プラス 「花御所柿」の解説

花御所柿

鳥取県東部で生産される甘柿。大きさは約240g、果肉は繊細で果汁多く甘い。天明年間、鳥取県郡家町花(現・八頭町花)の野田五郎助が、伊勢参りの帰りに大和の国(奈良県)から御所柿を持ち帰り、栽培が始まったとされる。「五郎助柿」の名で知られたが、1909年に地名から現名称に改名

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