花茗荷(読み)ハナミョウガ

デジタル大辞泉 「花茗荷」の意味・読み・例文・類語

はな‐みょうが〔‐めうが〕【花×茗荷】

ショウガ科の常緑多年草山地に生え、高さ40~60センチ。葉は長楕円形で、互生する。5、6月ごろ、赤い斑のある白花が集まって咲き、広楕円形の実が赤く熟す。種子漢方伊豆縮砂いずしゅくしゃとよび、健胃薬にする。 夏》病人に一と間を貸しぬ―/立子

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精選版 日本国語大辞典 「花茗荷」の意味・読み・例文・類語

はな‐みょうが‥めうが【花茗ミャウ荷】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 茗荷の花。秋、帯黄白色の花を開く。《 季語・秋 》
    1. [初出の実例]「花茗荷咲くや扇子の忘れ時〈隆五〉」(出典:俳諧・類題発句集(1774)秋)
  3. ショウガ科の多年草。本州の関東以西、四国、九州の山地の樹陰地に生える。高さ三〇~六〇センチメートル。葉は数枚が茎に互生し、葉鞘(ようしょう)がある。葉身は広披針形で長さ約三〇センチメートル、裏に軟毛をビロード状に密布する。初夏、茎の上部の一〇~一五センチメートルの穂状花序に黄赤色の斑点のある白い不整斉花が数個集まって咲く。果実は広楕円形で赤く熟す。種子を伊豆縮砂といい、健胃薬に用いる。《 季語・夏 》 〔物品識名(1809)〕

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動植物名よみかた辞典 普及版 「花茗荷」の解説

花茗荷 (ハナミョウガ)

学名Alpinia japonica
植物。ショウガ科の多年草,薬用植物

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