家庭医学館
「若年性黒色腫」の解説
じゃくねんせいこくしょくしゅすぴっつぼはん【若年性黒色腫(スピッツ母斑)】
黒色腫といっても、悪性黒色腫とはちがい、良性の腫瘍(しゅよう)です。おとなにできることもありますが、おもに幼児にでき、急速に大きくなる特徴があります。
顔面によくできますが、他の場所や色素性母斑(しきそせいぼはん)の病変内にできることもあります。腫瘍は円形ないし楕円形(だえんけい)をしてドーム状に盛り上がっており、色は淡紅色から褐色調のものが多く、表面はなめらかです。
悪性黒色腫との区別がむずかしい場合がよくあります。
治療は、切除が適当です。
出典 小学館家庭医学館について 情報
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若年性黒色腫
じゃくねんせいこくしょくしゅ
juvenile melanoma
幼小児や青年の主として顔面に生じ,比較的発育の早いダイズ大ぐらいまでの表面が平滑な腫瘍。半球状に隆起し,淡紅色,赤褐色,赤黒色などを呈し,弾性がある。単発でまれに黒色や黒褐色のものもある。本態は母斑細胞性母斑の一亜型と考えられている。良性とみなされ,転移することはない。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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