苦役(読み)くえき

大辞林 第三版の解説

苦しい肉体労働。
懲役、また徒刑のこと。
旧陸軍で、兵士に科した懲罰の一。一定期間、外出を禁じ、営内の雑役に当たらせるもの。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

精選版 日本国語大辞典の解説

〘名〙
① (━する) 苦しい労。つらい労働。また、苦しい肉体労働を人にさせたり、自分でしたりすること。
※小学読本(1874)〈榊原・那珂・稲垣〉五「黒人を買ひ取り奴として生涯苦役する事也しを」 〔史記‐楚世家〕
② 定役がある自由刑。刑務所で働くこと。懲役徒刑(ずけい)
※妾の半生涯(1904)〈福田英子〉七「妾は苦役(クエキ)一年にして賞標四個を与へられ、今一個を得て仮出獄の恩典あらんとせる」
③ 旧陸車の懲罰の一つ。兵営内に居住する兵士に科すもので、営倉入りにかえ、一日以上六〇日以内の期間、勤務や演習などのほかは兵営から外出することを禁じ、兵営内の雑役をさせること。〔陸軍懲罰令(明治四一年)(1908)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

児童相談所

子供の福祉に関する相談に応じ,援助などを行なう行政機関。児相と略称される。児童福祉法に基づき,都道府県と政令指定都市に設置が義務づけられている。運営は厚生労働省の局長通知,児童相談所運営指針にそって行...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

苦役の関連情報