苦心惨憺(読み)クシンサンタン

デジタル大辞泉 「苦心惨憺」の意味・読み・例文・類語

くしん‐さんたん【苦心惨×憺】

[名](スル)非常に苦心していろいろやってみること。「会社再建苦心惨憺する」

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精選版 日本国語大辞典 「苦心惨憺」の意味・読み・例文・類語

くしん‐さんたん【苦心惨憺】

  1. 〘 名詞 〙 非常に苦心して工夫をこらすこと。
    1. [初出の実例]「一も論理に適はない造物の説と〈略〉苦心惨澹の余に得たる進化の説と」(出典:続一年有半(1901)〈中江兆民〉一)

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四字熟語を知る辞典 「苦心惨憺」の解説

苦心惨憺

非常に苦心して工夫をこらすこと。

[活用] ―する。

[使用例] 一部非難もあったが、彼の苦心惨憺たる有様は、少年の私にも看取された[正宗白鳥内村鑑三|1949]

[使用例] 私が沖縄にいることを何とかわからせようと苦心惨憺したことは全く役に立たず、母や妹は、私に、面会は許されないかなどと書いて来た[田宮虎彦*沖縄の手記から|1972]

[解説] 「惨憺」は心を悩ますこと。

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