草蘇鉄(読み)クサソテツ

デジタル大辞泉 「草蘇鉄」の意味・読み・例文・類語

くさ‐そてつ【草×蘇鉄】

コウヤワラビ科の多年生シダ山野林中に生える。葉は根元から群がって出て長さ約1メートルになり、羽状に深く裂けている。春に出るぜんまい状の若葉食用雁足がんそくこごみ。こごめ。

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関連語 ほうし 名詞

精選版 日本国語大辞典 「草蘇鉄」の意味・読み・例文・類語

くさ‐そてつ【草蘇鉄】

  1. 〘 名詞 〙 シダ類ウラボシ科の多年草。各地の山野の湿った林中に生え、庭園にも植えられる。直立する地下茎から多数の葉を束生する。葉は三〇~四〇対ほどの羽片に分かれた羽状複葉で、栄養葉と胞子葉の別があり、型を異にする。栄養葉は春に出て高さ一メートル位になり鮮緑色を帯びる。胞子葉は秋、株の中心から出て高さ六〇センチメートルになり、褐色で、胞子嚢(ほうしのう)群をつける。地下枝を出して広がるので群生することが多い。ぜんまい状に巻いた若芽を食用とする。こごみ。こごめ。がんそく。〔日本植物名彙(1884)〕

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動植物名よみかた辞典 普及版 「草蘇鉄」の解説

草蘇鉄 (クサソテツ)

学名Matteuccia struthiopteris
植物。オシダ科の落葉多年草,園芸植物

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