荒服(読み)こうふく

精選版 日本国語大辞典 「荒服」の意味・読み・例文・類語

こう‐ふくクヮウ‥【荒服】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 古代中国で、王城中心として五つに分けた地(五服)の、もっとも外の地域。王城を離れること二千里から二千五百里の間。→五服。〔書経禹貢
  3. 国のはて。辺境の地。
    1. [初出の実例]「東涯万里少一歩、一吒早馳荒服馴」(出典性霊集‐三(835頃)贈伴按察平章事赴陸府詩)
    2. [その他の文献]〔陳子昂‐白帝城懐古〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「荒服」の読み・字形・画数・意味

【荒服】こうふく

化外の地。

字通「荒」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

世界の電気自動車市場

米テスラと低価格EVでシェアを広げる中国大手、比亜迪(BYD)が激しいトップ争いを繰り広げている。英調査会社グローバルデータによると、2023年の世界販売台数は約978万7千台。ガソリン車などを含む...

世界の電気自動車市場の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android