荒服(読み)こうふく

精選版 日本国語大辞典 「荒服」の意味・読み・例文・類語

こう‐ふくクヮウ‥【荒服】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 古代中国で、王城中心として五つに分けた地(五服)の、もっとも外の地域。王城を離れること二千里から二千五百里の間。→五服。〔書経禹貢
  3. 国のはて。辺境の地。
    1. [初出の実例]「東涯万里少一歩、一吒早馳荒服馴」(出典性霊集‐三(835頃)贈伴按察平章事赴陸府詩)
    2. [その他の文献]〔陳子昂‐白帝城懐古〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む