20世紀日本人名事典 「菅谷規矩雄」の解説
菅谷 規矩雄
スガヤ キクオ
昭和期の詩人
- 生年
- 昭和11(1936)年5月9日
- 没年
- 平成1(1989)年12月30日
- 出生地
- 東京都北区
- 学歴〔年〕
- 東京教育大学文学部卒,東京大学大学院独語独文専攻〔昭和39年〕修士課程修了
- 経歴
- 昭和36年「暴走」に参加し、39年「凶区」を創刊。38年「六月のオブセッション」を刊行。安保闘争後の詩的ラディカリズムの中心となる。名古屋大学を経て、東京都立大学助教授となるが、大学紛争に関わって45年退職し、以後文筆生活に専念。同年「菅谷規矩雄詩集1960-69」を刊行。評論家としても「無言の現在」「ブレヒト論―反抗と亡命」「埴谷雄高」「詩的リズム」などがあり、翻訳にユンガー「言葉の秘密」、ブロッホ「未知への痕跡」などがある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報