華胄(読み)カチュウ

デジタル大辞泉 「華胄」の意味・読み・例文・類語

か‐ちゅう〔クワチウ〕【華×胄】

《「胄」は血筋の意》貴い家柄。名門貴族

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「華胄」の意味・読み・例文・類語

か‐ちゅうクヮチウ【華胄】

  1. 〘 名詞 〙 身分の尊い家柄。名門。華族。
    1. [初出の実例]「藤家本乎大織冠也。華胄遙遙至清水氏」(出典:翰林葫蘆集(1518頃)一一・清水土佐守茂吉像)
    2. 「旧主家の当代も華胄(クヮチウ)筆頭となって新年参賀に逸早く馬車を騁(は)せ」(出典:黒潮(1902‐05)〈徳富蘆花〉一)
    3. [その他の文献]〔南史‐何昌寓伝〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「華胄」の読み・字形・画数・意味

【華胄】かちゆう(くわちう)

貴族の子孫。〔晋書、桓玄伝〕(楊)、人と爲り驕悍、常に自ら謂(おも)へらく、胄に承け、江表(東)に比するもの(な)しと。

字通「華」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android