(読み)ホウ

デジタル大辞泉 「萌」の意味・読み・例文・類語

ほう【萌】[漢字項目]

人名用漢字] [音]ホウハウ)(慣) [訓]もえる きざす きざし
草の芽が出はじめる。物事が起こりはじめる。きざす。きざし。「萌芽萌生
[補説]「萠」は俗字・人名用漢字。
[名のり]め・めぐみ・めぐむ・めみ・もえ
難読萌黄もえぎ萌葱もえぎ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「萌」の意味・読み・例文・類語

も・える【萌】

〘自ア下一(ヤ下一)〙 も・ゆ 〘自ヤ下二〙 芽が出る。芽をふく。芽ぐむ。芽ばえる。
※続日本紀‐神護景雲三年(769)一一月二八日・宣命「天雨(あめふり)て地も潤ひ万物も萌(めぐ)み毛延(モエ)始て」
※こゝろ(1914)〈夏目漱石〉上「枳殻(からたち)の垣が黒ずんだ枝の上に、萌(モエ)るやうな芽を吹いてゐたり」

もや・す【萌】

〘他サ四〙
① 地味を豊かにして、芽が出るようにする。
※地蔵十輪経元慶七年点(883)序「坏器を陶(ねや)石田を沃(モヤシ)(別訓 こやし)たまひぬ」
② 芽を出させる。もやしを作る。
蜻蛉(974頃)下「いとどなげきのめをもやす」

も・ゆ【萌】

〘自ヤ下二〙 ⇒もえる(萌)

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