日本歴史地名大系 「萩藩御船倉」の解説 萩藩御船倉はぎはんおふなぐら 山口県:萩市萩城下浜崎浦萩藩御船倉[現在地名]萩市大字東浜崎町住吉(すみよし)神社の東にある藩主の御座船を格納した場所。築城後まもなく建設されたといい、慶安五年(一六五二)の城下町絵図には松本(まつもと)川の川尻近くに描かれる。ために船倉の中まで水が入り、大船が自由に出入りすることができた。明治五年(一八七二)御船倉は廃され、次いで突堤であった外囲いの石垣が除かれ、水場も埋め立てられた。国指定史跡。現在、中央の大船倉が一棟あり、両側と奥を大きな玄武岩の切石で築き上げ、その上に本瓦葺の屋根をかけ、前額は石門となり中央に出入口を設けて木製扉がある。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by