萩野昇(読み)はぎの のぼる

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「萩野昇」の解説

萩野昇 はぎの-のぼる

1915-1990 昭和時代医師
大正4年11月20日生まれ。富山県の萩野病院長。戦後,神通(じんずう)川流域で発生した奇病イタイイタイ病と名づけ研究。昭和36年吉岡金市,小林純協力で,三井金属鉱業神岡鉱業所から排出されたカドミウムによる公害病であることをつきとめた。平成2年6月26日死去。74歳。長崎県出身。金沢医大卒。著作に「イタイイタイ病との闘い」。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android