葉蘭(読み)ハラン

デジタル大辞泉 「葉蘭」の意味・読み・例文・類語

は‐らん【葉×蘭】

キジカクシ科の常緑多年草。地中をはう根茎の節から葉を出し、葉は長さ30~50センチの長楕円形。4月ごろ、地面近くに紫褐色の花を開く。中国原産で、庭園などに植え、斑入り品種もある。根茎を利尿強心薬とする。馬蘭ばらん

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精選版 日本国語大辞典 「葉蘭」の意味・読み・例文・類語

は‐らん【葉蘭】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「ばらん」とも ) ユリ科の常緑多年草。中国原産で、古くから観葉植物として庭園に栽植される。地下茎は横にはい、長柄をもつ大形の葉を数個のばす。葉は長楕円状披針形で長さ三〇~四五センチメートル。春、根ぎわに暗紫色で径約二~二・五センチメートルの鐘形花が咲く。果実球形緑色漢方では根茎を利尿、袪痰(きょたん)、強壮薬に用いる。漢名、蜘蛛抱蛋。
    1. [初出の実例]「ばらんの花」(出典:俳諧・新季寄(1802)二月)

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動植物名よみかた辞典 普及版 「葉蘭」の解説

葉蘭 (ハラン・バラン;バレン)

学名Aspidistra elatior
植物。ユリ科の多年草,園芸植物

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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