百科事典マイペディア 「葛野荘」の意味・わかりやすい解説
葛野荘【かどののしょう】
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丹波国氷上郡葛野郷(現,兵庫県丹波市氷上町)にあった葛野牧が荘園化したもので,1159年(平治1)の宝荘厳院領荘園注文によると,本家は宝荘厳院,領家は冷泉中納言朝隆で,本家年貢として米100石,油1石1斗が納められていた。南北朝期,領家職は室町准后から保安寺へと伝えられたが,1337年(延元2・建武4)以降領家が本家年貢の納入を怠ったため,本家宝荘厳院との間に長期にわたる相論が起こっている。本家側は下地の中分を提案したが領家側の受け入れるところとならず,結局1386年(元中3・至徳3)領家が本家に対し5貫文を毎年進納するということで和議が成立した。この相論の背景には,下司季正の年貢抑留といった事件もあったようである。この荘園には地頭も置かれており,地頭職の一部は,室町時代,石清水八幡宮の所有に帰していたらしい。
執筆者:泉谷 康夫
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