葡萄葛(読み)エビカズラ

デジタル大辞泉 「葡萄葛」の意味・読み・例文・類語

えび‐かずら〔‐かづら〕【葡葛】

エビヅル別名 秋》
ブドウ古名。〈和名抄
かもじのこと。
「―してぞ繕ひ給ふべき」〈初音

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精選版 日本国語大辞典 「葡萄葛」の意味・読み・例文・類語

えび‐かずら‥かづら【葡萄葛】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ブドウ科の植物類の古名。ヤマブドウ、エビヅルなどの古名。《 季語・秋 》 〔本草和名(918頃)〕
  3. 自分の髪の不足を補うために用いる、他人の髪を束ねたもの。添え髪。入れ髪。鬘(かずら)。髢(かもじ)
    1. [初出の実例]「御ぐしなどもいたくさかり過ぎにけり。『やさしきかたにあらねど、えびかづらしてぞつくろひ給ふべき』」(出典:源氏物語(1001‐14頃)初音)

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動植物名よみかた辞典 普及版 「葡萄葛」の解説

葡萄葛 (ブドウカズラ)

植物。ブドウ科の落葉つる性植物,園芸植物,薬用植物。ブドウの別称

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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