蒲神明宮(読み)かばしんめいぐう

日本歴史地名大系 「蒲神明宮」の解説

蒲神明宮
かばしんめいぐう

[現在地名]浜松市神立町

旧県社。中世史料にはかんだち社・蒲神立かばこうだち宮などとみえる。現在、地元では「ごしん様」ともよぶ。近世には東海道の植松うえまつ村から境内に至る参道があり、現在も旧東海道に面して鳥居を構える。内宮祭神は天照皇大御神および天手力男命・万幡豊秋津比売命、外宮祭神は豊受比売神・国之常立命・天津彦彦火瓊瓊杵命・天児屋根命・天太玉命の八神蒲御厨の成立に伴い、その鎮守社として勧請されたものと考えられる。なお「三代実録」貞観一六年(八七四)五月一一日条によると、「遠江国正六位上蒲太神」が従五位下に昇叙されており、当社にかかわるとする説があるが不明。また「延喜式」神名帳に載る長上郡「大歳オホトシノ神社」にあてる説もある。

蒲氏家譜(蒲神明宮文書、以下同文書は省略)によれば藤原鎌足一〇代の後裔にあたる藤原仲挙が当地を開発したと伝え、御厨の成立後は仲挙の子孫神官となり、蒲氏を名乗ったという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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