蒼龍（読み）そうりょう

精選版 日本国語大辞典

そう‐りょうサウ‥【蒼龍】

1. ( 「りょう」は「龍」の漢音 )
2. [ 1 ] 〘 名詞 〙
   1. ① 青色をした龍。青龍。そうりゅう。
      1. [初出の実例]「蒼龍献_レ景玉階前、先入_二皇勧_一未_二外伝_一」(出典：田氏家集（892頃）上・早春侍内宴翫春景)
      2. [その他の文献]〔何晏‐景福殿賦〕
   2. ② 東方の神。白虎・朱雀・玄武とともに四神の一つ。青龍。〔三輔黄図〕
   3. ③ 年老いた龍。
   4. ④ 青い馬。〔礼記‐月令〕
   5. ⑤ 年月を経た古松。老松。
      1. [初出の実例]「幾百年の老松亭々として高く聳え、或は蒼龍断礎の水面に偃して封建時代の面影を偲ばしめる処は」(出典：春城随筆（1926）〈市島春城〉雅俗相半録)
      2. [その他の文献]〔李山甫‐松詩〕
3. [ 2 ] 中国の天文学で、二十八宿中の東方七宿の総称。青龍。
   1. [初出の実例]「蒼龍西没未_レ擬_レ帰、安知此遊非_二荒耽_一」(出典：六如庵詩鈔‐二編（1797）四・壬子仲秋余与伴蒿蹊回郷里于江州〈略〉作詩紀一時情景)
   2. [その他の文献]〔史記‐天官書〕

そう‐りゅうサウ‥【蒼龍】

1. 〘 名詞 〙 ( 「りゅう」は「龍」の慣用音 ) ⇒そうりょう（蒼龍）

出典　精選版 日本国語大辞典

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蒼龍

大日本帝国海軍の航空母艦。中型空母。1937年12月竣工。真珠湾攻撃に参加。セイロン沖海戦では英海軍空母ハーミーズなどを撃沈。ミッドウェー海戦にて沈没（1942年）。

出典　小学館