蓑笠・簑笠(読み)さりつ

精選版 日本国語大辞典 「蓑笠・簑笠」の意味・読み・例文・類語

さ‐りつ【蓑笠・簑笠】

〘名〙 (「りつ」は「笠」の慣用音) みのとかさ。雨雪をしのぐために、蓑をまとい、笠をかぶること。さりゅう。
※了幻集(1392頃)釣月軒「底事風前簑笠翁。夜深酔入蘆花雪」 〔柳宗元‐江雪詩〕

さ‐りゅう ‥リフ【蓑笠・簑笠】

東京の三十年(1917)〈田山花袋出発軍隊日清戦争)「私は一簑笠(サリフ)、一草鞋で、浜街道水戸から仙台の方へと行った」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android