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越智越人 おち えつじん

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美術人名辞典の解説

越智越人

江戸中期の俳人。北越後生。通称は十蔵(重蔵)、別号に負山子・槿花翁。名古屋に出て岡田野水の世話で紺屋を営み、坪井杜国山本荷兮と交わる。松尾芭蕉の『更科紀行』の旅に同行し、宝井其角服部嵐雪杉山杉風山口素堂と親交した。『不猫蛇』を著し、各務支考・沢露川と論争した。蕉門十哲の一人。享保21年(1736)歿、80才位。

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デジタル大辞泉の解説

おち‐えつじん〔をちヱツジン〕【越智越人】

[1656~1730ころ]江戸中期の俳人。越後の人。名古屋に住んだ。別号、槿花翁(きんかおう)。蕉門十哲の一人で、「更科紀行」に芭蕉と同行、尾張(おわり)蕉風を開拓した。著「鵲尾冠(しゃくびかん)」「庭竈集(にわかまどしゅう)」など。

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デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

越智越人 おち-えつじん

1656-? 江戸時代前期-中期の俳人。
明暦2年生まれ。生地越後(えちご)(新潟県)をでて,名古屋の俳壇にはいり松尾芭蕉(ばしょう)に入門。蕉門十哲のひとりとして活躍したが,のち師からはなれ,晩年に俳壇に復帰した。享保(きょうほう)の末ごろ80歳前後で死去。通称は十蔵。別号に負山子,槿花翁。著作に「不猫蛇(ふみょうじゃ)」,編著に「猫の耳」など。
【格言など】ちる時の心やすさよけしのはな(「猿蓑」)

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朝日日本歴史人物事典の解説

越智越人

没年:享保末年(1736頃)
生年:明暦2(1656)
江戸前期の俳人。北越(越後か)に生まれ,名古屋に住む。その編書『鵲尾冠』のなかで,家が貧しく学問をしたことも本を読んだこともないといっているが,漢詩文にはかなり造詣が深かった。元禄1(1688)年,松尾芭蕉の『更科紀行』の旅に同行しそのまま2カ月ほど芭蕉庵に滞在。その後名古屋に帰って俳人として活躍したが,芭蕉の新風について行くことができず,孤独貧窮のうちに80歳くらいで没したという。のちに蕉門十哲に数えられるほどの人物でありながら,没年が分からないというのも珍しい。<参考文献>宮本三郎「越智越人」(『蕉風俳諧論考』)

(田中善信)

出典|朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版
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大辞林 第三版の解説

おちえつじん【越智越人】

1656~?) 江戸前期の俳人。別号、槿花翁。北越生まれ。名古屋に住し、理知的・古典的傾向をもち、初期蕉風を尊重。著「俳諧冬農日槿花翁之抄」「鵲尾冠しやくびかん」「不猫蛇ふみようじや」など。

出典|三省堂
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

越智越人
おちえつじん

[生]明暦2(1656).加賀
[没]? 名古屋
江戸時代中期の俳人。通称,十蔵 (または重蔵) 。別号,負山子,槿花 (きんか) 翁。延宝3 (1675) 年頃名古屋へ出て岡田野水の世話で染物屋を営み,以後名古屋蕉門として活躍。貞享 (84~88) 頃松尾芭蕉に師事,伊良古旅行や『更科 (さらしな) 紀行』の旅に同行するなど芭蕉に親近したが,芭蕉晩年の新境地には追随することはできなかった。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

越智越人
おちえつじん

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世界大百科事典内の越智越人の言及

【越人】より

…江戸前期の俳人。姓は越智,通称は十蔵。別号は負山子,槿花翁。北越の人。名古屋に出て《冬の日》の連衆野水(やすい)(呉服商)の世話で染物屋を営む。芭蕉への入門は1684年(貞享1)か。86年刊《春の日》の連句に出座,また発句9句を寄せた。87年11月,芭蕉に従い,三河保美に罪を得て隠栖する杜国(とこく)を訪ねる。88年8月,芭蕉の《更科紀行》の旅に同行。江戸深川の芭蕉庵にしばらく滞在し,其角,嵐雪ら蕉門の徒と風交を重ねる。…

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