(田中善信)
出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報
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→北枝
…江戸前期の俳人。姓は立花。一時,土井を称した。通称は源四郎。別号は鳥翠台,寿夭軒。加賀小松に生まれ,のち金沢住。兄牧童と刀研ぎを業とする。初め談林系に属したが,1689年(元禄2),金沢を訪れた芭蕉に入門,越前松岡まで芭蕉を送った。《おくのほそ道》には〈所々の風景過さず思ひつゞけて,折節あはれなる作意など聞ゆ〉という北枝評を載せる。91年には,楚常の編んだものに北枝が増補した《卯辰集》を刊行。芭蕉三回忌には義仲寺に参詣し,記念の集《喪の名残》(1697)を編む。…
※「立花北枝」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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