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蕉門十哲 しょうもんじってつ

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

蕉門十哲
しょうもんじってつ

松尾芭蕉の門人のうち,特にすぐれた 10人の俳人の称。江戸時代の諸書では顔ぶれが一致しないが,すべてにあげられるのは,宝井其角服部嵐雪向井去来内藤丈草で,そのほかは森川許六杉山杉風河合曾良広瀬惟然各務 (かがみ) 支考志田野坡三上千那越智越人天野桃隣野沢凡兆山本荷兮菅沼曲翠立花北枝松倉嵐蘭水田正秀,諷竹,江左尚白浜田洒堂服部土芳らが,それぞれ入替ってあげられている。

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百科事典マイペディアの解説

蕉門十哲【しょうもんじってつ】

芭蕉の代表的門人10人の称。時代により若干の差異があるが,蕪村の選んだ次の10人が一般的。其角嵐雪去来丈草支考森川許六杉山杉風志田野坡(やば),越智(おち)越人,立花北枝
→関連項目凡兆

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世界大百科事典 第2版の解説

しょうもんじってつ【蕉門十哲】

俳人芭蕉の門人のうち,代表的な10人の意。孔門十哲などにならったもの。許六の〈師の説〉に〈十哲の門人〉と見えるが,だれを数えるかは記されていない。その顔ぶれは諸書により異同があるが,1832年(天保3)刊の青々編《続俳家奇人談》に掲げられた蕪村の賛画にある,其角,嵐雪,去来,丈草,許六(きよりく),杉風(さんぷう),支考,野坡(やば),越人(えつじん),北枝(各項参照)をあげるのがふつうである。【石川 八朗】

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

蕉門十哲
しょうもんじってつ

芭蕉(ばしょう)門下の10人の優れた俳人のこと。「哲」はものの道理をわきまえて識見高い人の意。「孔門十哲」(孔子の門下)に倣った言い方。門下の許六(きょりく)の「師の説」(1705。『風俗文選(もんぜん)』所収)に「十哲の門人」の語があり、その後、支考(しこう)はじめ諸家が説いているが、その10人がだれをさすかについては一定しない。青青著『続俳家奇人談』(1832)中の蕪村(ぶそん)筆という賛画に、其角(きかく)、東花坊(とうかぼう)(支考)、許六、去来(きょらい)、嵐雪(らんせつ)、丈草(じょうそう)、野坡(やば)、杉風(さんぷう)、北枝(ほくし)、越人(えつじん)があげられていて、以来この10人をさすことが多い。そのうち其角、嵐雪、去来、丈草は江戸時代の諸書を通じてあげられているが、ほかは、曽良(そら)、嵐蘭(らんらん)、惟然(いぜん)、千那(せんな)、桃隣(とうりん)、凡兆(ぼんちょう)、荷兮(かけい)、曲翠(きょくすい)、正秀(まさひで)、諷竹(ふうちく)、尚白(しょうはく)、洒堂(しゃどう)、乙由(おつゆう)、土芳(とほう)、園女(そのめ)らと入れ替えられていることがある。[山下一海]

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