藤原俊通(読み)ふじわらのとしみち

朝日日本歴史人物事典 「藤原俊通」の解説

藤原俊通

没年:没年不詳(没年不詳)
生年大治3(1128)
平安末期の公卿。太政大臣宗輔と橘俊基の娘の子。平治1(1159)年参議,応保1(1161)年権中納言になるが,翌年には不仕により恐懼している。その後正三位となり,後白河院庁の別当,民部卿,兵部卿などを務める。承安3(1173)年病により官職を辞し,治承2(1178)年出家した。

(奥田環)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「藤原俊通」の解説

藤原俊通 ふじわらの-としみち

1128-? 平安時代後期の公卿(くぎょう)。
大治(だいじ)3年生まれ。藤原宗輔(むねすけ)の長男。母は橘俊基の娘。平治(へいじ)元年(1159)参議となり,のち権(ごんの)中納言をへて民部卿,兵部卿を歴任。正三位にいたる。治承(じしょう)2年(1178)出家。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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