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藤原岳 ふじわらだけ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

藤原岳
ふじわらだけ

三重・滋賀県境をなす鈴鹿山脈北部の山。標高 1143m。山頂に隆起準平原面が残っており,冬はスキー場となる。北西麓に三筋滝がある。また石灰石の埋蔵が豊富で,三重県側にセメント工場と大規模な石灰石採掘場がある。鈴鹿国定公園に属する。

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世界大百科事典 第2版の解説

ふじわらだけ【藤原岳】

鈴鹿山脈北部,三重県員弁(いなべ)郡藤原町と滋賀県神崎郡永源寺町との境にある山。標高1143m。中腹より上は石灰岩からなり,山頂は平たんな準平原状を呈し,カルスト地形がみられる。藤原岳の南の治田(はつた)峠付近は,花コウ岩に近い古生層の中の鉱脈から,かつて銀,銅を産し,江戸時代には鉱山町が栄えたこともある。東麓にはセメント工場がある。斜面はスキー場に利用され,山頂からは伊勢平野,木曾川河口付近が眺望できる。

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日本の地名がわかる事典の解説

〔三重県(滋賀県)〕藤原岳(ふじわらがたけ)


藤原岳(ふじわらだけ)

〔三重県(滋賀県)〕藤原岳(ふじわらだけ)


三重・滋賀県境、鈴鹿(すずか)山脈北部に位置する山。山頂には東西約2kmの長い平坦(へいたん)面が広がり、最高所は北西部の天狗(てんぐ)岩付近で標高1128m。全山石灰岩からなり、東腹には採掘場がある。頂上の高原状の平坦面はカルスト地形を呈する。鈴鹿国定公園に属し、高山植物・昆虫類が豊富。動植物の標本は山麓(さんろく)の藤原岳自然科学館に展示。山頂近くにスキー場がある。「ふじわらがたけ」とも読む。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

藤原岳
ふじわらだけ

三重・滋賀の県境をなす鈴鹿(すずか)山脈北部にある山。標高1120メートル。ほぼ全山石灰岩からなり、山麓(さんろく)に太平洋セメント藤原工場があって東斜面は採掘されて地肌を露出させている。山頂は準平原状で、ドリーネなどのカルスト地形がみられる。眺望がよくハイキング、登山の適地。花の多い山としても知られ、フクジュソウの開花する3月には多くの人が訪れる。山麓の藤原文化センター内にある藤原岳自然科学館は植物、昆虫類の標本を集める。鈴鹿国定公園域。三岐(さんぎ)鉄道三岐線西藤原駅から山頂まで徒歩で約2時間を要する。[伊藤達雄]

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世界大百科事典内の藤原岳の言及

【鈴鹿山脈】より

…地質は古生層の砂岩,チャート,粘板岩,石灰岩よりなるが,南部では花コウ岩類の貫入がみられる。御池岳,藤原岳(1165m),霊仙山などは石灰岩の地層よりなり,山頂の平たん面にはドリーネなどカルスト地形がみられる。藤原岳の東麓には石灰石を原料とするセメント工場がある。…

※「藤原岳」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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