コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

鈴鹿国定公園 すずかこくていこうえん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

鈴鹿国定公園
すずかこくていこうえん

三重,滋賀両県に広がる自然公園。面積約 298.21km2。 1968年指定。鈴鹿山脈藤原岳御池岳釈迦ヶ岳,御在所岳などの山岳美,山中に発し東西に流れる河川の峡谷美が中心。典型的なカルスト地形で山頂緩斜面が発達。この公園には,植物の種類も豊富。標高 700m付近よりブナ林を中心に,カシ類,モミ,スギアカマツアスナロなどの混生がみられ,御在所山周辺は,天然のスギ,尾根筋にはツツジが多い。永源寺周辺にはカエデ,モミジの群落綿向山,鎌掛谷にはブナの天然林ホンシャクナゲの群落がある。動物では,特別天然記念物のニホンカモシカ生息が有名。昆虫はキリシマミドリシジミが生息,藤原岳山麓にはゲンジボタルが多く発生する。公園一帯は文化財,史跡が多く,東海自然歩道も通る。京阪神から観光,ハイキングに訪れる人々が多い。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について | 情報

百科事典マイペディアの解説

鈴鹿国定公園【すずかこくていこうえん】

三重・滋賀県境の鈴鹿山脈主要部を占める国定公園。面積298.21km2。1968年指定。御在所山を中心とする,北の藤原岳,竜ヶ岳,釈迦ヶ岳,南の鎌ヶ岳,鈴鹿峠,油日(あぶらひ)岳などの山岳景観と,両側へ流出する諸河川の上流の渓谷美が観光の主体。
→関連項目藤原[町]三重[県]

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト百科事典マイペディアについて | 情報

大辞林 第三版の解説

すずかこくていこうえん【鈴鹿国定公園】

鈴鹿山脈一帯の、山岳・渓谷・温泉・史跡などを含む国定公園。

出典|三省堂大辞林 第三版について | 情報

日本の地名がわかる事典の解説

〔三重県(滋賀県)〕鈴鹿国定公園(すずかこくていこうえん)


三重・滋賀両県境の鈴鹿山脈を中心にした山岳国定公園。御在所(ございしょ)山・藤原(ふじわら)岳・御池(おいけが)岳などからなる。面積2万9821ha。1968年(昭和43)指定。標高1000m級の山岳と渓谷の景観に優れる。北方系と南方系の植物が混在し、ブナの原生林やホンシャクナゲ・コモノギクなどの群生がみられる。カモシカなど多くの動物も生息。登山・ハイキング客でにぎわう。湯()の山温泉から花崗(かこう)岩の絶壁で名高い御在所山山頂までロープウエーが通じる。

出典|講談社日本の地名がわかる事典について | 情報 凡例

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

鈴鹿国定公園
すずかこくていこうえん

三重県と滋賀県の県境をなす全長約50キロの鈴鹿山脈(最高峰御池(おいけがたけ)、1247メートル)を中心とする国定公園。1968年(昭和43)指定。面積298.21平方キロメートル。うち特別保護地区12.99平方キロメートル。傾動断層山脈として知られる鈴鹿山脈の西の滋賀県側は緩傾斜であるが、東の三重県側は急崖(きゅうがい)をなし、山容や渓谷など変化に富み、山麓(さんろく)に湯の山温泉もある。本州のほぼ中央に位置するので、北方系・南方系の動植物の混在がみられる。とくに国指定特別天然記念物のニホンカモシカ、県指定天然記念物のキリシマミドリシジミの生息、ブナ、ホンシャクナゲ、コモノギク、イワザクラなどの原生林や群落が貴重である。御在所(ございしょ)山(1212メートル)山頂までロープウェー(全長2161メートル)が架かり、山頂にはホテル、スキー場が開設されている。近畿日本鉄道湯の山線、三岐鉄道が山麓まで通じるなど交通の便がよく、名古屋から約1時間の距離にあり、登山、ハイキング、キャンプ、スキーなどを楽しむ人々でにぎわう。[伊藤達雄]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について | 情報 凡例

鈴鹿国定公園の関連キーワード三重県三重郡菰野町三重県いなべ市湯の山[温泉]大安(三重県)藤原(三重県)いなべ(市)菰野(町)藤原[町]菰野[町]甲賀(市)宮妻渓谷いなべ市カモシカ朝明渓谷原生林日野町亀山市愛知川菰野町宇賀渓

今日のキーワード

存亡の機

引き続き存在するかここで滅びてしまうかという非常に重大な時。存亡の秋(とき)。...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android