藤原為頼(読み)ふじわらの ためより

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「藤原為頼」の解説

藤原為頼 ふじわらの-ためより

?-998 平安時代中期の官吏,歌人
紫式部伯父。長徳2年太皇太后宮(たいこうたいごうぐう)(昌子(しょうし)内親王)の大進となる。貞元(じょうげん)2年(977)の三条左大臣家歌合や後十五番歌合参加。歌は「拾遺和歌集」などの勅撰集にあるほか,家集「為頼集」がある。長徳4年死去。
格言など】世の中にあらましかばと思ふ人なきが多くもなりにけるかな(「拾遺和歌集」)

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例