藻思(読み)そうし

精選版 日本国語大辞典 「藻思」の意味・読み・例文・類語

そう‐しサウ‥【藻思】

  1. 〘 名詞 〙 詩文を作ること。また、詩文の才能。あるいは、詩文に盛るべき内容文思
    1. [初出の実例]「江郡浪晴沈藻思会稽山好称風情」(出典扶桑集(995‐999頃)七・渤海裴大使到越州後、見寄長句、欣感之至、押以本韻〈大江朝綱〉)
    2. 「僕をして今迄にない史的趣味と藻思と湧出するを覚へしめた」(出典:思出の記(1900‐01)〈徳富蘆花〉五)
    3. [その他の文献]〔陸機‐文賦〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「藻思」の読み・字形・画数・意味

【藻思】そう(さう)し

文の構想文才。晋・陸機〔文の賦〕或いは思綺合して、麗千眠(せんみん)(光りかがやく)、炳として縟(じよくしう)の(ごと)く、悽として絃のし。

字通「藻」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android