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 ソウ

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デジタル大辞泉の解説

そう【藻】[漢字項目]

常用漢字] [音]ソウ(サウ)(呉)(漢) [訓]
〈ソウ〉
水中に生える草の総称。も。「藻類海藻珪藻(けいそう)
言葉のあや。あやのある文章。「才藻詞藻文藻
〈も〉「藻屑(もくず)藻塩金魚藻
[難読]毬藻(まりも)

も【藻】

海水・淡水中で生育する植物。藻類(そうるい)。また、海草や水草をさす。 花=夏》「―の花の重なりあうて咲きにけり/子規

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世界大百科事典 第2版の解説

も【藻】

水中に生えている植物。もともと水生生活をする藻類だけでなく,陸上植物から水生に変わったアマモキンギョモなどの顕花植物サンショウモミズニラなどのシダ植物マリゴケなどのコケ植物も漠然とまとめて呼ぶ。【堀田 満】

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大辞林 第三版の解説

も【藻】

水中に生育する水草・海草・藻類などの総称。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説


植物学上では藻類に属する植物群をさすが、一般には水生の顕花植物などに対しても用いられる。語源的には、水の流れに身を任せて柔らかに動く、陸上植物に似た水生植物を中心として使われたものと思われる。顕花植物のアマモ、スガモなどがその例である。これに対して、陸上植物とは形態の異なる海藻には、ワカメアラメヒロメコンブの古名)などのように「め」(布)の語が用いられてきた。[新崎盛敏]

文学

水草類の総称。藻葉(もは)、藻草(もぐさ)ともいう。上代文学の用例をみると、「川藻」など淡水のものもあるが、海藻類が圧倒的に多く、「め」は海藻の意であり、「浜菜」「磯(いそ)の草」なども海浜に関連する。「玉藻」「斎(い)つ藻」は美称であり、「沖つ藻」「辺(へ)つ藻」は藻のある場所からの呼称である。「め」の類には、「わかめ」「あらめ」「ひろめ」「にきめ」などがある。「あしつき」「なのりそ(ホンダワラ)」「なはのり」「みる(海松)」なども藻類である。『万葉集』巻二の「つのさはふ 石見(いはみ)の海の 言(こと)さへく 辛(から)の崎なる 海石(いくり)にそ 深海松生(ふかみるお)ふる 荒磯(ありそ)にそ 玉藻は生ふる 玉藻なす なびき寝し児(こ)を 深海松の 深めて思へど……」(柿本人麻呂(かきのもとのひとまろ))、などにその用法がうかがわれる。『古今集』には、「藻」「玉藻」「藻屑(もくず)」「浮きめ」「海松め」「磯菜」「ねぬなは(ジュンサイ)」などの用例があり、恋一「沖辺(おきへ)にも寄らぬ玉藻の波の上に乱れてのみや恋ひわたりなむ」、恋三「みるめなき我が身をうらと知らねばや離(か)れなで海人(あま)の足たゆく来る」(小野小町(おののこまち))など、「玉藻」や「海松め」(「見る目」と懸けることが多い)などは歌語として頻用されるようになった。また、恋五「海人の刈る藻に住む虫のわれからと音をこそ泣かめ世をば恨みじ」(藤原直子)により、「海人の刈る藻に住む虫」は、自分から招いた不運という意に用いられるようになった。「藻塩(もしほ)」は『万葉集』以来の歌語であるが、『源氏物語』には「海人の焚(た)く藻」「藻塩」「藻塩草」「藻屑」などがみえ、「裳(も)」に「藻」を懸ける修辞もあり、また、「浮きめ」「長め」「海松め」なども懸詞(かけことば)を伴って用いられている。季題は、「わかめ」「ひじき」「もづく」「みる」「のり」などいずれも春。「なのりそ」「こんぶ」など夏。季節のまたがるものもある。[小町谷照彦]

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世界大百科事典内のの言及

【海藻】より

…海産植物のうちプランクトン以外の定着性のもので,日本では古くから食用にされ,親しまれてきた種類も少なくない。海藻はseaweedまたはmarine algaに当たり,海に生育する葉・茎・根の区別が明りょうでない隠花植物の総称である。分類上は緑藻,褐藻および紅藻が主体である。…

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