虎の子渡し(読み)トラノコワタシ

デジタル大辞泉の解説

虎(とら)の子渡し

が子を3匹生むと、その中には必ず(ひょう)が1匹いて他の2匹を食おうとするので、川を渡る際に子を彪と2匹だけにしないよう子の運び方に苦慮するという「癸辛雑識」続集・下にみえる故事から》生計のやりくりに苦しむことのたとえ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

大辞林 第三版の解説

とらのこわたし【虎の子渡し】

〔宋の周密撰「癸辛雑識続集下」による。虎が三匹の子を生むと、一匹が彪ひようで他の子を食おうとするので、川を渡るときに親はまず彪を対岸に渡し、次いで他の一匹を渡してから彪を連れ帰り、次に残る一匹を渡し、最後に彪を渡したという故事から〕
苦しい生計のやりくり。 「其蔵なから質に置き、-にはし給へども/浮世草子・置土産 4
虎が三匹の子を連れて川を渡るさまをかたどった庭石。京都竜安寺のものが有名。
次々に手渡すこと。リレー式に順ぐりに渡すこと。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

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