蝦夷菊(読み)エゾギク

デジタル大辞泉 「蝦夷菊」の意味・読み・例文・類語

えぞ‐ぎく【蝦夷菊】

キク科一年草。高さ30~60センチ。卵形の葉が対生する。夏から秋、紫・淡紅・青紫色などの大形の頭状花を開く。中国原産で、観賞用。多くの園芸品種があり、アスターともいう。薩摩紺菊さつまこんぎく江戸菊朝鮮菊 夏》「―に日向ひなたながらの雨涼し/鳴雪

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精選版 日本国語大辞典 「蝦夷菊」の意味・読み・例文・類語

えぞ‐ぎく【蝦夷菊】

  1. 〘 名詞 〙 キク科の一年草。中国原産で、観賞用として栽培され、園芸上ではふつうアスターと呼ぶ。高さ三〇~七〇センチメートル。茎、葉ともに粗毛がある。葉は互生し、卵形で、縁には不整の鋸歯(きょし)があり、下部のものは葉柄がある。夏から秋にかけ、よく分枝した茎の頂に、多数の舌状花の密集した大形の頭状花をつける。花色は淡紅色、青紫色、白色などさまざま。さつまぎく。ちょうせんぎく。たいみんぎく。さつまこんぎく。《 季語・夏 》 〔慶応再版英和対訳辞書(1867)〕

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