蝶蝶魚(読み)チョウチョウウオ

デジタル大辞泉 「蝶蝶魚」の意味・読み・例文・類語

ちょうちょう‐うお〔テフテフうを〕【××蝶魚】

チョウチョウウオ科の海水魚。全長約20センチ。体形円形近く側扁が著しい。体色は黄褐色で、うろこの列に沿って褐色縦縞があり、目を横切る黒と白色の横帯がある。本州中部以南の暖海分布
スズキ目チョウチョウウオ科の海水魚の総称。色鮮やかな斑紋をもつものが多い。大多数は熱帯珊瑚礁さんごしょうにすみ、観賞用に飼育される。トゲチョウチョウウオ・ゲンロクダイ・ハタタテダイなど。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「蝶蝶魚」の意味・読み・例文・類語

ちょうちょう‐うおテフテフうを【蝶蝶魚】

  1. 〘 名詞 〙
  2. スズキ目チョウチョウウオ科の海産魚の総称。体は円形に近く、体高が高く側扁し、頭は小さく、吻(ふん)がとがる。チョウチョウウオ、アケボノチョウチョウウオヤリカタギなど多数の種類がある。体色はいずれも美しく、珊瑚礁の間をゆっくり泳ぐさまが蝶々を思わせるところからこの名がある。観賞魚とされる。本州中部以南の暖海にすむ。〔物品識名拾遺(1825)〕
  3. スズキ目チョウチョウウオ科の海産魚。体長二〇センチメートルに達する。体色は黄褐色で、目を通る黒褐色の横帯があり、その後が白い。鱗列に沿って褐色の縦帯がある。背びれとしりびれの後縁に黒帯がある。観賞用に水族館などで飼育される。千葉県以南、フィリピン・インドネシアの暖海の沿岸の岩礁地帯にすむ。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android